15世紀以前のヨーロッパで生まれた「中世古楽」のコンサートが、9月23日(日)にJR大磯駅前の海の見えるホールで開かれる。午後1時30分開場、2時開演。大磯で中世古楽を楽しむ会の主催。
中世古楽は、ルネサンス期以前の西暦500年から1400年ごろにかけてヨーロッパで演奏されていた音楽。使われる古楽器は現代楽器の祖先にあたり、美しい彫刻や特徴的な形状、素朴な響きが魅力だ。コンサートでは笛やシトール、中世ハープ、プサルテリウム、オルガネットなどの古楽器による演奏と歌のアンサンブルが、解説を交えながら披露される。
出演者の中村会子さん(大磯町在住・36)は国立音大で西洋古楽を学び、6年ほど前からスペインで開かれる講習会に参加して世界各国から集う演奏家とともに古楽への理解を深めている。「古い楽譜には歌詞や音程などしか記されておらず、歌の韻などをもとにリズムを想像しながら読み解いていく。演奏家独自の解釈でジャズのような即興の要素を取り入れることもあります」と説明する。
ペア1組を招待
「古楽はクラシックよりはるか昔に奏でられていた音楽。宗教色が強いゆったりとした音楽をイメージするかもしれませんが、旋律はとてもキャッチー。オリエンタルな響きもあり、親しみが感じられる音楽です」と中村さん。チケットは前売り2500円、当日3000円。学生は各1000円引き。問い合わせは中村さん【携帯電話】070・6512・8182へ。
コンサートにペア1組を招待。はがきに住所、氏名、年齢、電話番号、本紙の感想を明記し、〒254―0032平塚市八千代町1の23タウンニュース社「古楽招待」係まで。8月17日(金)必着。
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