現役カメラマンを講師に招いた動画制作講座が8月25日に大磯城山公園の旧吉田茂邸で催され、大磯町や平塚市の小・中学生が参加した。
大磯町公募型町民活動推進助成事業に認定された「子どもプロジェクト事業」(First Step主催)の一講座。ユーチューブなどの動画投稿サイトが人気を呼び、日々世界中で動画が配信されている今、「人に伝わる」動画の撮影や編集のポイントをプロから学ぼうと企画された。2回目の講座となった今回は旧吉田邸の撮影許可をもらい「地域の魅力を発信する動画制作」に挑戦した。
動画作りのコツ学ぶ
当日は数多くのテレビ番組を手掛ける撮影監督☆サトシ☆さんが講師を務め、大磯ガイド協会の大塚由美子さんが旧吉田邸の歴史や建物について解説した。サトシさんは「動画を見た人が映っているものを理解できるように作ることが第一。面白さを求めるのはその次」と動画作りの基本を説明し、個人情報保護など動画を公開する際に守るべきルールについても確認した。また「遠い絵は長めに、近い絵は短めに、何を映しているのかわかるように撮ること」など具体的な撮影方法もアドバイスした。子どもたちはタブレットPCやスマートホンを手に目を輝かせて建物の内外を撮影して回り、自分で考えたテロップなどを加えた1分前後の旧吉田邸PR動画を制作。大磯小6年の石井響さんは「自分でも動画を作ることができて嬉しかった。これからも歴史や動物、植物など色々なものを撮ってみたい」と感想を話した。
サトシさんは「助言はするが、できあがった動画の批評はしない。10人いれば10通りの動画があっていい。人の評価を気にすることなく、本人が納得する動画を作ってほしい」と思いを語った。
子どもたちが制作した動画はユーチューブチャンネル「湘南子どもプロジェクト」で視聴できる。
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