認知症の人とその家族、地域住民、介護の専門職などが集い、お茶を飲みながら交流を図る「なかいほっとカフェ」が、中井中央公園にあるカフェで9月5日に開かれた。
認知症になっても住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、中井町が行っている認知症サポートの取り組みのひとつ。今年2月にプレ開催し、5月から2カ月に1度の割合で開いている。
3回目のこの日は、認知症について関心のある町民やボランティアなども加わり、約20人が参加。足柄歯科医師会地域医療連携室の歯科衛生士を講師に招き、参加者が口腔ケアに関する講話に耳を傾け、口の機能を維持するための体操を体験した。
グループに分かれてレクリエーションゲームを楽しみ、テーブルでは認知症の家族を介護している参加者や町社会福祉協議会の認知症地域支援推進員、デイサービスの介護職員らが日々の介護生活の様子や悩みなどについて話し合った。
「介護に携わる人が自分の時間を持つことは必要」「施設のショートステイを利用してリフレッシュすることは悪いことではない。介護される人にとってもそれはプラスになる」。介護を一人で担おうとする女性に支援者がアドバイスした。
認知症地域支援推進員の石川美代子さんは「カフェでは認知症や介護に関する悩みを話したり、相談ごとや介護の経験を共有したりすることができます。この場をきっかけに一人でも多くの人に認知症について理解を深めてもらえたら」と話す。
次回のカフェは11月7日(水)午前10時から。問い合わせは町健康課【電話】0465・81・5546。
大磯・二宮・中井版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|