大磯にゆかりある明治から昭和にかけての政界の要人について学ぶ「OISO学び塾 政治史のなかの大磯」の第2回講座が、9月15日に大磯町生涯学習館で開かれた。
8日に開催された第1回講座に引き続き、國學院大學文学部史学科の柴田紳一准教授が講師を務め、今回も町内外から約50人が受講した。
第2回のテーマは「昭和日本の復興 吉田茂を中心に」。講義では戦争の背景となった国際・経済情勢、1945年8月に宣布された「終戦の詔勅」に込められた昭和天皇の思いや直前に修正された箇所などについて解説した。また終戦直後に吉田茂が大磯から友人へ送った書簡を読み解くと、吉田らしい皮肉交じりのユーモラスな内容に受講者から笑い声が沸き起こった。柴田准教授は「大磯は日本の近代史に深い関わりがある町。住んでいる皆さんにこそ、よく知ってもらいたい」と語った。受講者の齊藤廣昭さん(83)は「良い勉強になった。若い人たちにも、ぜひ学んでもらいたい内容」と感想を話した。
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