大磯町が特産品として普及を目指すマコモタケが、収穫の最盛期を迎えている。同町西小磯にある水田では10月13日に大磯マコモ研究会(西方安雄代表)によるマコモタケの収穫体験が行われ、近隣市町を中心に家族連れなど約60人が参加した。
マコモタケはイネ科の植物。高さ2mほどに株が成長し、根本の30〜40cmが食用にされる。中華料理などで使われる食材だが日本ではまだ珍しく、休耕地を活用して西方さんが5年前から栽培を続けている。
この日は約9アールの水田でマコモタケの収穫が行われ、参加者は鎌を使って刈り取りに精を出した。収穫したマコモタケは、参加者が気に入った1本を持ち帰ったほか、その場で炊き込みご飯やみそ汁にして試食した。家族と参加した村上優大君(国府小2年)は「根本を切るのは大変だけど、たくさん採りたい」と夢中になって収穫していた。
西方さんは「今年は暑かったので収穫は遅め。ほのかな甘みとシャキシャキとした歯触りを様々な料理で楽しんでもらえれば。これからも大磯の特産品として広めていきたい」と話した。
大磯産のマコモタケは、JR大磯駅前の地場屋ほっこりなどで購入できる。問い合わせは西方さん【携帯電話】090・5327・2287へ。
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