「大磯高麗山芸術祭2018」が11月10日と11日に高来神社で催され、訪れた多くの来場者が夕闇にきらめくアートや竹あかりの温かなともしびの幻想的な光景を楽しんだ。
参道の両脇を彩った竹あかりは、町内の竹林から切り出した竹に穴をあけて様々な模様を彫り、内側からろうそくを灯したもの。高来神社氏子総代会の企画で、10月に小学生から90代までの「竹あかり職人」が制作した。
また照ヶ崎海岸の伝説にちなみ大磯在住の現代美術作家・石塚沙矢香さんが手がけた船と鏡を使ったアートや、9月に行われたワークショップの参加者が石塚さんの指導で制作したオブジェも展示された。大磯港で不要になった漁具や照ヶ崎海岸で拾ってきた流木などを使ったオブジェ「ひかりを宿す」は、形の異なる立体物に小さな鏡を貼りつけたもの。吊り下げ光を当てることで、ホタルやミラーボールのように周囲に光の粒を振りまいた。石塚さんは「昨年は雨に降られてしまったので、今年無事展示することができてホッとした。オブジェもワークショップ参加者の皆さんの感性のおかげで、思っていた以上に良い出来栄えになった」と話した。
会場では飲食物などを扱う模擬店や舞のパフォーマンスも披露され、来場者をもてなしていた。
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