旧伊藤博文邸(滄浪閣)を中心とする歴史的建物群と周辺の緑地を「明治記念大磯邸園」として一体的に保存・活用する計画に係る都市計画案説明会が11月24日に大磯町保健センターで開かれ、町民約20人が参加した。
公表された都市計画案は、夏に行った都市計画原案の説明会や意見募集の結果などを踏まえて作成されたもの。説明会では都市計画の目的や内容に加えて、邸園整備の経緯や国・県・町の役割分担、現段階での検討状況などが国土交通省と町の担当者から語られた。質疑応答の時間も設けられ、近隣住民などから計画への質問や要望が多数挙がった。町の費用負担を心配する質問に対し町は「建物や庭などの主要な部分は国、それ以外の区域は県からの財政支援を受けて町が整備する。また整備後、緑地等の維持管理を町が担うことになるが、邸園の有料区域の事業収益から一部を町の維持管理費に充当するなど、極力町の負担が生じない方向で検討を進めている」と説明した。
今回公開された都市計画案は、町役場本庁舎や国府支所、町ホームページで12月10日(月)まで縦覧が可能。町では同日まで都市計画案に対する意見募集も行っている。
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