一般社団法人中井町シルバー人材センター理事長を務める 近藤 煕一さん 中井町井ノ口在住 78歳
交友関係拡大続ける
○…広域での連携を図ることを目的に、足柄上地域1市5町のシルバー人材センターが連絡協議会を10月に発足した。中井町シルバーの理事長を務めて6年目。会員数125人。町の60歳以上の人口に占める加入率は県下で2番目に高く、昨年、優良シルバーとして全国表彰を受けた。「設立当初からの事業の3本柱である除草・草刈り・植木の手入れをはじめ、民間企業からの依頼も増えていて、マンパワーの確保が当面の課題」と話す。
○…「町にできるパークゴルフ場の管理人をしてみないか」と誘われ、定年退職後に生きがい事業団(当時)へ入った。「何もかも初めてのこと。受け付け用紙一つとっても試行錯誤の連続でしたが、やり甲斐があった。人間関係も広がりました」。利用者に喜んで帰ってもらえるよう、サラリーマン時代に培った品質管理や顧客対応などの経験が役に立った。パークゴルフ場に通うこと1日おきに9年5カ月。現場を離れた今でも馴染みの利用者から声を掛けてもらえるのが嬉しいという。「富士山が見える絶好のロケーションでプレーが楽しめる。年間約10万人の集客があり、中井町の顔みたいな場所です」
○…町社会福祉協議会の評議員や同窓会の役員などとして関わる団体の数はおよそ30。手帳の書き込みは3色のボールペンで几帳面に色分けされている。「引き受けたことはちゃんとやる」がモットー。ベッドの中で思いついたことがあれば、すぐ脇のホワイトボードにメモし、朝起き上がる前に当日の会合でするあいさつをまとめるそう。
○…フル回転の頭と体に、にこやかな表情を絶やさない。高校時代は柔道部のキャプテンで応援団員。柔和な印象からは想像つかないが、「足駄で通学するバンカラ学生だったんですよ」と笑う。
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