地域を歩くことで健康増進や介護予防につなげようという活動が、大磯町の「国府新宿元気づくり歩こう会」(杉山正機委員長)の主催で毎月行われている。9回目の開催となった11月24日には、約30人の参加者がざる菊の名所や地域の古刹などを見学して歩いた。また近隣の薬局の協力で靴選びの大切さを知る足型測定会も初めて実施した。
歩こう会は、町と東海大学が2016年度から2カ年計画で実施した健康づくりと介護予防の事業で国府新宿がモデル地区になったことをきっかけに発足した。官学の手が離れた今春からは、地区の行事として同会が継続して実施している。
毎月の楽しみに
参加者は70代を中心に毎回30人前後。国府新宿福祉館を拠点に、毎回コースを変えて1時間程度を目安に歩く。「住みなれた街でも知らない道や風景、新たな発見があることが楽しい」と杉山委員長。神揃山の桜や旧吉田茂邸のバラなど、季節の花の名所をテーマにコースを設定することもある。熱中症が危ぶまれた真夏にはスポーツ推進員を務める役員が講師となり、屋内で脳トレや筋トレを実施。役員の一人は「健康増進だけでなく、会をきっかけに交流が広がったり、集まっておしゃべりをしながら運動をすることが参加者の楽しみにもなっている。毎月開催し続けることが大切」と会の意義を語った。
参加者の8割が女性ということもあり、男性会員の増加が当面の目標。杉山委員長は「男性は定年後、趣味に没頭したりと家にこもってしまいがち。歩こう会を住んでいる地域とつながるきっかけにしてもらえれば」と話し「ゆくゆくはホームページを製作して活動の情報発信もしていきたい」と意欲を語った。
歩こう会は地区外からの参加も可能。問い合わせは簑島さん【携帯電話】090・7813・1066へ。
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