人生の最終段階で受ける医療やサポートについて考えるセミナーが、中井町の井ノ口公民館で11月29日にあり、60人近くの町民が集まった。
町内にある独立型ホスピスの日野原記念ピースハウス病院と町が共催。同病院の医師と看護師が「住み慣れた地域でよりよく生きるために」をテーマに、高齢社会の現状や地域包括ケアシステム、終末期に望むケアに関する意思表示の重要性などについて説明した。
講演の後は「機器につながれていない」「家族と一緒に過ごす」などといった事柄が書かれたカードを使い、参加者がテーブルごとに人生の最終段階に自分は何を大切にしたいかを話し合った。
講師を務めた看護師の赤丸智子さんは「多死社会では病院と施設以外の地域の中に看取りの受け皿を用意する必要がある。公助・共助のケアに自助と互助を加えて最期をどう迎えるか、周りの人と一緒に心構えをしておくことが大事」と話した。
大磯・二宮・中井版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|