二宮町で初となる地域電力の発起人 水口 圭三さん 二宮町富士見が丘在住 71歳
エコ活動に生き生き邁進
○…二宮町で町民の力を結集し、再生可能エネルギーを活用した発電所の建設にいよいよ乗り出す。社会福祉法人の施設の屋根を借りて太陽光パネルを設置。一般家庭およそ25世帯分の使用量に相当する電力をつくり、温暖化対策や電力の地産地消、地域活性化を図ることを目指す。「二宮で初の地域電力『みんなの発電所』です。町民の自治で運営し、売電収益を地域に還元する仕組みを築いていきたい」と語る。
○…ごみの資源化や環境保全に取り組むNPO法人ECOにのみやに所属。「地球温暖化の要因であるCO2をいかに削減できるか。我々も何かできることはないか」。世界規模で異常気象が問題になっていることがきっかけで、太陽光発電所の建設計画を思い立った。自然エネルギーと町内の未利用地に着目し、この二つの資源を利用することにした。
○…ECOにのみやを母体に、仲間3人で非営利の合同会社グリーンエネルギー湘南を2015年1月に設立。同法人が中心となって賛同者を集め、地域電力の事例報告会やフォーラムなどを開催するとともに発電所の候補地を探した。土地探しが難航するなか、社会福祉法人の協力を得て今年6月に賃貸借契約を結ぶことができた。資金の調達にも奔走し、目標の自己資金400万円のうち9割まで集まった。もう一歩前進するために出資や寄付を呼び掛ける。
○…岡山県出身。横浜への通勤エリア内にマイホームを求めて約40年前に二宮町へ移り住んだ。エコ活動にゴルフ、テニス、旅行、ノルディックウォーキングなど趣味は多彩。「イルカとマグロを合わせたみたいに、動き回っていないとだめな性分」と笑う。野菜栽培では、近くの農園の「名人」の作業を「こっそり真似て勉強しています」
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