大磯・二宮・中井版 掲載号:2018年12月21日号 エリアトップへ

町民運営の発電所建設へ 二宮で1号機目指し資金集め

社会

掲載号:2018年12月21日号

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 低炭素社会の実現や地域活性化などを目指し、再生可能エネルギーを利用した発電所の建設が、二宮町で始まろうとしている。町民有志による出資や寄付で整備・運営にあたり、電力の地産地消を促す。目標とする資金調達の金額もあと一歩まで来た。

 地域電力の創設に中心となって取り組んでいるのは、非営利法人の合同会社グリーンエネルギー湘南。山西にある社会福祉法人の施設・地域支援センターそしんの屋根を借り、太陽光パネルを設置する計画だ。

 面積約645平方メートルで一般家庭およそ25世帯分の使用量に相当する電力をつくり出していく。年間発電量9万8000kWhを見込み、近隣の電力小売り事業者へ売電する。二酸化炭素の排出量を年間約50t削減できるという。

 同法人では農地の荒廃化対策も兼ねて、町内の未利用地を対象に発電所の建設候補地を探していた。土地貸借の難しさから計画の進展に悩んでいたところ、社会福祉法人の協力で施設屋根の賃貸借契約を今年6月に結ぶことができた。東京電力との接続契約や経済産業省への申請も済ませた。

 建設費用は約1400万円。自己資金として400万円を出資・増資と寄付で集め、現在まで目標の9割程度が用意できたという。残りの1000万円は創業を支援する県の融資制度を利用して工面する算段で、審査の結果待ちにある。

 同法人の代表社員のひとりで発起人の水口圭三さん=中面「人物風土記」で紹介=は「10年をめどに借入金を完済した後は売電益を地域のみなさんと共有し、環境保全や安心・安全なまちづくりなどの活動を支援するために回したい」と話す。

災害時の電源確保

 発電所を設ける地域支援センターは二宮町との連携協定により、災害発生時に障害者や要介護の高齢者、妊産婦、傷病者などを一時的に受け入れる福祉避難所に位置付けられている。

 非常時に電力を供給できるよう、水口さんらは1500Wのコンセントを備えることも検討中だという。「『みんなの発電所』の着工に向けて一人でも多くの人に賛同していただけたら」と協力を求めている。

 寄付金は1口1万円。寄付者の名前を発電所に設置する芳名板に記す。振り込み先/みんなの発電所建設資金専用口座「さがみ信金二宮支店(普)口座番号0293552合同会社グリーンエネルギー湘南 代表社員水口圭三。詳細はホームページ。【URL】https://sites.google.com/site/genergyshonan/

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