─昨年は町役場庁舎の移転整備を決定した。
パブリックコメントを12月まで実施して町民の皆さんからご意見をいただいた。一般公募を行った検討委員会でも新庁舎の機能などについて話し合い、基本構想と基本計画を今年度中にまとめていきたい。新庁舎建設について町のホームページでお知らせするだけでなく、2月頃に地域へ複数回出向き、説明会を開く予定。スケジュールはあるが、ゆっくり・しっかり・丁寧に進めていく。
─公共施設再配置で庁舎整備をなぜ先行するか。
学校の耐震補強を優先してきて、庁舎の耐震化が最後になった。行政機能と防災対策の拠点となる庁舎を整備する責任が町にはある。交流拠点のラディアンも大規模改修が必要だ。新庁舎と隣接するラディアンの機能と重複しないよう、財政的な裏付けを持って庁舎機能を検討する。保健センターと教育委員会の行政機能は庁舎に集約していく。新しい施設に皆さんの夢は膨らむと思うが、シンプルで頑丈な庁舎がベストだと考える。
─他の施設の再配置は。
老朽化が進む3つの町営プールのうち、1カ所を廃止することを昨年暮れに決定した。百合が丘にある子育てサロンは、中里に開園する民間保育園と隣接した施設へ移す予定で、今より広くなる。駅前町民会館の跡地には菜の花ウォッチング期間の約2カ月間、仮設の観光案内所兼販売所を置き、その後は有料駐車場として整備する方針。
学校の再配置とそれに伴う学区再編については、
学校関係者や地域住民による研究会で議論を深めている。研究結果を踏まえ、教育委員会で小中一貫教育に相応しい学校配置について実施計画案を策定し、来年度半ばには保護者や地域の人に説明することになるだろう。
皆さんのご意見を伺いながら、計画をまとめていきたいと考えている。
─移住・定住促進に町民と行政が頑張っている。
転入者数が転出者数より増えたことが昨年のトピック。移住者や町民の応援団が、町職員とはまた違う角度から二宮町の魅力を発信してくれる。二宮で生活を楽しみたいという人が移り住んで来ているようで、パンフレットのほかにも実際に住んでいる人の暮らしを見て感じてもらうのが一番だと思う。町民と協力して移住・定住をさらに進めていきたい。
─町民へメッセージを。
行政だけの力でやっていける時代ではない。地域の人たちが積極的に多彩な活動を展開していて、町民と行政が協働し「響き合いながら」まちを築いていくのが二宮町。町民の意向にコミットし、持続性のあるまちづくりに取り組んでいく。
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