第7回西湘地区三十路式の実行委員長を務める 山口 剛さん 平塚市在住 30歳
つながり再確認する場に
○…就職、結婚、出産――。成人してから10年間の出来事を旧友と語り合う場を用意する。テーマは「あの時『出会い』今『再会』し未来で『また逢いたい』」。実行委員長として昨年1月から準備をスタートし、企業への協賛依頼や文化団体への出演交渉など、まちを巻き込んで準備を重ねてきた。「先輩たちが始めて定着してきた三十路式。熱量とバイタリティ溢れる先輩に近づけるよう頑張りたい」と意欲を燃やしている。
○…平塚市旭地区で生まれ育った。旭陵中学校、大原高校出身。大学時代は都内でDJやバンドのボーカルなど音楽活動に熱を上げた。大手ピザチェーン店に就職したのを機に平塚に戻ると店長としてまちかどマルシェや湘南ひらつか七夕まつりに出店、地元の商売人と関わる中で自身に眠る郷土愛に気付いた。「地元のつながりから離れたからこそ仲間の大切さが分かった。自分で店を持ってこの地域で仕事をしたい」。27歳での静岡転勤を機に退職を決意した。
○…現在、根坂間に店を構える居酒屋てぃーだに弟子入りし、修行に励む。出店予定地は同じ旭地区。「旭地区は独立しても修行元の近くで店を構え、地元のお客さんと一緒になってまちを盛り上げようとする独特の気風がある」と魅力を語る。休日はもっぱら”飲食店研究”に繰り出し「酒を飲みながら知り合いを呼び合って輪が広がっていく。酒がつなぐ縁ですね」とにっこり。
○…SNSが浸透し、実際に顔を合わせなくても近況が分かる現代。だからこそ、「直接会って話すアナログな付き合いをしてほしい」と参加を呼び掛ける。「自分にとって平塚はここで生まれ、ここで死にたいと思えるまち」と、地元を盛り上げる一員であり続けることを固く誓っている。
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