女児の健やかな成長と幸せを願うつるしびなの展示が、二宮町の知足寺で1月26日と27日に行われた。
「災いや病気が去る」という意味が込められた猿、金魚や七宝鞠、俵ねずみ、梅、這い子人形などの縁起物を表した布細工が古刹の本堂を華やかに彩った。明治時代の内裏びなや段飾りのひな人形なども並び、大勢の来場者の目を楽しませた。
母から娘へ日本の伝統文化をつないでいこうと、町民団体グリーンにのみやプロジェクトが主催。会員と講習会の参加者らが正絹のはぎれを使って一針ずつ作品を縫い上げた。10年目の今年は福を招き、五穀豊穣を祈る「ふくらすずめ」をテーマに制作した。
同町在住の姉と訪れた岩手県の女性は「布細工の細やかさに感心します。素敵な文化をこれからも残してほしい」と話した。
展示会は吾妻山公園に咲く菜の花の見ごろに合わせた催し。古民家ふるさとの家と知足寺を巡回した後、2月9日(土)から12日(火)まで川勾神社で作品数を増やして展示する。入場無料。時間は午前10時から午後3時30分まで。
問い合わせは二宮町観光協会【電話】0463・73・1208。
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