インターネット時代の子どもの人権問題について考える研修会が、二宮町生涯学習センターラディアンで3月9日に行われた。町の主催で、児童・生徒の保護者や学校教諭など約20人が集まった。
講師にNPO情報セキュリティフォーラムの廣瀬由美さんが招かれ、スマホ依存やゲーム障害など子どもを取り巻くネットワークの状況を説明した。出会い系サイトの掲示板に書き込みをして補導された中学生や、誤った情報の拡散によって就職の内定が取り消された大学生の事例なども紹介。「ネットを利用するには判断力と自制力と責任力の3つが必要。SNSやアプリを目的以外に使用することでトラブルを招くことがある」と注意を促した。
廣瀬さんは「実生活では目立つことを怖がるが、ネットの世界では人とのつながりや共感を求めて大胆に自分をさらす子どもがいる」と指摘。スマホの使い方や知らない人とメッセージをやり取りすることの良し悪しなどを子どもと話し合い、ルールを守った使い方をしているかを親が見守ることの重要性を話し、 「子どもの自尊感情を育んでいく環境を大人が作らなければ」と強調した。
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