神奈川県警察本部第二交通機動隊とNEXCO中日本ハイウェイ・パトロール東京株式会社による初の合同訓練が、ゴールデンウィークを約1カ月後に控えた3月20日に大磯ロングビーチ第1駐車場で行われた。
大型連休中は両者が管轄する西湘バイパスや小田原厚木道路で慢性的な渋滞や交通事故の発生が予想されることから、相互の連携を高め、有事にスムーズに対応することを目的に実施された。
当日は約60人が参加。交通事故の発生を想定した交通規制の実施から解除までの一連の流れを確認し、規制作業時の手順や連絡方法などについて互いの理解を深めた。またパトカーやハイウェイ・パトロールカーを使った訓練も行われ、時速40〜100Kmで走行し、視認できるギリギリで表示された信号の方向にハンドルを切って停止する信号回避制動訓練や、落下物などを想定したパイロンスラローム訓練が行われた。制動訓練ではブレーキの甘いドライバーに「避けることに頭がいっぱいになっているぞ。しっかり踏み抜け」などの指導が飛んだ。
第二交通機動隊の佐々木健治中隊長(警部)は「行楽シーズン中は普段よりも渋滞が長くなり、交通事故の数も増える。近年はあおり運転も問題になっているので、スピードを落とし、品良く安全な運転を心がけてほしい」と呼びかける。
西湘バイパスと小田原厚木道路では、2018年中に44件の人身事故が発生し、61人が負傷、3人が亡くなっている。
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