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多世代の交流拠点開設 中井町のNPO 空き家活用

社会

公開:2019年4月12日

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コミュニティハウス「れいんち」
コミュニティハウス「れいんち」

 中井町遠藤で空き家を活用したコミュニティハウス「れいんち」が4月1日にオープンした。NPO法人「子育ての輪Lei」が運営。自習カフェやワークショップの開催、放課後の子どもの居場所づくりなどを通して幅広い世代の交流を図る。

 「れいんち」は「Leiの家(うち)」の意味。2階建ての一軒家で、同法人の活動に賛同した空き家の所有者が好条件で貸してくれたという。一級建築士である副理事長の磯辺友里さんのアドバイスで、昨年秋から床の張り替えなどをして室内をリフォーム。キッチンと食堂、二つの和室をおもな交流スペースとし、法人の事務室も設けた。

 月・火・水は親子が集まっておしゃべりをしたり、放課後の小学生が宿題をしたりする場所として開放。サークルや教室にも部屋を貸し出す。

 飲食の営業許可を取得し、毎週火曜日に弁当作りと販売も始めた。一人暮らしの高齢者などから注文を受けて見守りを兼ねた配達や、ランチを提供するカフェなども展開していく予定だ。

 同法人は東日本大震災をきっかけに子育て中の母親たちが設立。親子向けの防災講座やコミュニティ食堂、マーケットの開催、フリーペーパーの発行などを行っている。

 理事長の海野美和さんは「利用者と宿題や習い事を教えてくれるボランティアなど様々な人と人のつながりを築く拠点にしていきたい」と話す。

語り場「ちくわ」

 オープン前の3月23日には、地区の輪を広げることを目指して「ちくわ」と名づけた第1回目の懇談会が催された。

 中井町の若者力をテーマに、町民と近隣の秦野市民など約10人が集まった。この春に大学を卒業して社会人となった井ノ口出身の黒田綾人さんが世界15カ国を旅した経験を報告。「地元の自然に触れて遊んだ体験がアウトドアへの興味や冒険心を育んだ」と話した。

 町のプロモーション動画を観賞した後、参加者は料理を囲んで地域の魅力について語り合った。「子どもが生まれてから、住んでいる町がいいと思えるようになった」「若い人が『中井町はいい所』と言ってくれると、同世代への影響力が大きい」などと意見があった。

 次回の「ちくわ」は子育てをテーマに6月に開催する予定。

 「れいんち」の利用やボランティアなどに関する問い合わせは子育ての輪Lei【電話】080・2047・6633(留守番電話対応)。【メール】kosodatenowa_lei@yahoo.co.jp

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