中井町の厳島湿生公園で明かりのイベント「竹灯篭の夕べ」が5月25日にあり、園内の木道や石段、斜面に並べた竹灯篭約3000本がともされた。大勢の家族連れやカメラ愛好者らが幽玄な光の演出に酔いしれた。
点灯式には杉山祐一町長と近隣市町の首長、議会関係者など多くの来賓が参加。同町のマスコットキャラクター「なかまる」も登場して灯篭のろうそくに火をつけた。
町民グループやボランティア、町職員などが製作した竹灯篭のオブジェも来園者の目を楽しませた。花や富士山、五輪マーク、秋田の祭りの竿燈などを模した作品のほか、今年は「令和」の文字と新元号にちなんだ梅の花がオレンジ色の明りで描き出された。大きなハート型の光を背景に、インスタグラムに投稿する写真を撮る若者たちの姿も。湧水地である園内にはホタルが飛び交い、大正琴の演奏とカエルの大合唱が鳴り響いた。
ホタルが観察できる場所を探して平塚市から初めて訪れたという子ども連れの夫婦は「天の川に見立てた竹灯篭などたくさんのオブジェがあってとてもきれい。来年も見に来たい」と話した。
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