町民活動を生かした二宮のまちづくりについて考えるワークショップが、5月19日に町民センターで開かれた。子どもの遊び場づくりや学習支援、災害ボランティア、移住促進、障害者スポーツ、葛川の清掃などで活動している13団体の会員を中心に約40人が集まった。
参加者は4つのテーブルに分かれ、自然や文化、歴史など「二宮町にあるもの」を付箋に記入。「自分ができること・得意なこと」「やってみたいこと」も出し合った。「海岸」「里山」「みかん」「二宮独自の七夕」「料理」「野菜作り」「吾妻山のガイド」などといった項目を分類して模造紙に並べ、それらの地域資源と関心事を組み合わせた町民活動のアイデアを練った。
グループごとに発表を行い、「人のつながりができるよう、大勢一緒に外でごはんを食べる。町の歴史を語ったり、植物について学んだりする」という提案があった。弟橘媛(おとたちばなひめ)をまつる縁結びの吾妻神社や「花嫁の喜び」が花言葉のみかんの花などに着目したグループは、出会いの場「まちコン」の開催案を描いた。
ソーシャルコーディネートかながわ理事長で、進行役を務めた二宮町町民活動推進委員会委員長の手塚明美さんは「持続性と人々の笑顔があるまちづくりを支えていくのは町民のみなさん。自分たちは何ができるかが、重要な鍵になる」とアドバイスした。
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