任期満了に伴う大磯町議会議員選挙の投開票が6月30日に行われ、現職10人・元職1人・新人3人が当選した。同選挙は定数14に対し20人が立候補する激戦となり、無所属新人の吉川諭氏(37)が1452票を獲得してトップ当選を果たすなど新風を吹き込んだが、一方で投票率は過去最低を更新し有権者の政治離れが続いている。
8人が立候補した新人では、唯一1000票の大台を超えた吉川諭氏=東小磯=をはじめ、無所属の石川則男氏(67)=東町=と飯田修司氏(65)=大磯=が当選した。吉川諭氏は大磯中学校のPTA会長として給食問題に関わり、町づくりに子育て世代の参加を訴えて最年少で立候補していた。現職では、前回(2015年)トップ当選だった日本共産党の鈴木京子氏(65)=大磯=ら10人が再選し、三沢龍夫氏(66)=大磯=が議席を失った。また昨年11月に行われた町長選挙に立候補するため町議を退いた玉虫志保実氏(59)=東小磯=が返り咲いた。
新たな顔ぶれが決まった議会内の男女比は7対7の同数となり、女性議員の占有率で県内トップだった二宮町議会(男8・女6)を超えた。
低投票率
全体の投票率は43・7%(男43・17%、女44・21%)で、過去最低だった前回(48・28%)を4・58ポイント下回った。当落のボーダーラインにも影響があり、前回の「600票前後」から「450票前後」に下がった。無効投票数は144票。
投票区別で最も投票率が高かったのは第2投票区(長者町老人憩の家)の49・06%で、逆に最も低かったのは第10投票区(障害福祉センター)の35・84%だった。また全体に占める期日前の投票率は18・42%で、前回(15・47%)より2・95ポイント増加した。
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