国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊員として、二宮町の蓮尾綾乃さん(28)がアフリカのマラウイ共和国へ赴く。コンピュータ技術の指導にあたる。派遣期間は2021年7月までの2年間。出発を前にした7月11日、同町の村田邦子町長を表敬訪問した。
システムエンジニアの実務経験を生かし、サリマ県にある技術訓練校のコンピュータコースで授業を受け持つ。約50人の学生を対象にプログラムの設定や情報セキュリティなどを指導する。2人の同僚教員にも技術を伝え、サーバーのメンテナンスに関する助言もしていく。授業は公用語の英語で行い、日常生活で使うチェワ語は現地で学ぶ。
蓮尾さんは一色小学校出身。子どものときにマザー・テレサの伝記を読み、日本での豊かな生活が当たり前ではないことを知ったという。国際ボランティアに関心を抱き、大学時代からNPO団体を通じてラオスの教育支援に携わってきた。
表敬訪問を受けた村田町長は「健康と安全にくれぐれも気を付けて。帰国したら、町の小中学生にマラウイでの経験を話してほしい」と握手を交わした。蓮尾さんは「現地では就職難だと聞いているので、学生の資格取得や就職のサポートもしたい」と抱負を語った。
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