神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

戦争の記憶 中学生にも 二宮町遺族会が紙芝居

社会

公開:2019年8月23日

  • X
  • LINE
  • hatena
紙芝居を上演する会員
紙芝居を上演する会員

 戦中・戦後の暮らしについて伝える紙芝居の公演が、二宮町生涯学習センターラディアンで8月17日に行われた。町遺族会(井上進会長)内のグループ・戦争の悲惨さを語る会が催した。

 語る会の原律子さんが中心となり、遺族会員から聞き取った戦争体験談を基に手作りした紙芝居。「忘れられないあの日」と題する演目では、広島の原爆被害の様子を「この世の地獄だった」と原さんが朗読した。戦争で夫を亡くした女性が苦難を生き抜いた話も紹介。戦時体制での生活や労働、米軍の本土上陸に備えて造られた洞窟陣地などについて伝えた。

 国民学校3年のときに終戦を迎えたという来場者の男性は「昭和19年夏ごろ、初めて空襲に遭った。浜辺で兵隊が手旗信号を練習していた」と戦時中の記憶を述べた。「家のラジオが壊れていて小学生には玉音放送がよく分からず、上級生から『日本は戦争に負けたらしい』と聞いた。(灯火管制がなくなり)電気をつけられるようになって嬉しかった」と振り返った。

 会場には10代の若者の姿もあった。二宮町に住む祖母に誘われて、平塚市から訪れた中学生3人組だ。「被爆した人の遺体が川にたくさん流れていたことに衝撃を受けた。とても考えられない」と2年生男子。いとこの女子は「二度と戦争をしてはいけない。今ある平和を大切にするために、戦争の話をみんなに知ってもらいたい」と話した。

大磯・二宮・中井版のローカルニュース最新6

「ドラえもん」など名曲1枚に

大磯高校出身 今井さん

「ドラえもん」など名曲1枚に

藤子・F・不二雄生誕90年記念

3月22日

今こそタイピング

今こそタイピング

大磯町が講座

3月22日

空の下 本楽しむ

空の下 本楽しむ

中井でブックピクニック

3月22日

リニューアルし「初遊び」

大磯町馬場公園

リニューアルし「初遊び」

インクルーシブ遊具も

3月22日

能登被災者を支援

大磯建設協会

能登被災者を支援

30万円を寄付

3月22日

春のJAHライブ

春のJAHライブ

4月7日 読者招待も

3月22日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月22日0:00更新

  • 3月15日0:00更新

  • 3月8日0:00更新

大磯・二宮・中井版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

大磯・二宮・中井版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月22日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook