大磯町大磯在住の洋画家・南田昌康さん(83)=人物風土記で紹介=が、30年の大磯暮らしで初めてとなる個展をJR大磯駅前の「湘南ギャラリーえん」で開く。10月10日(木)から14日(月・祝)まで。観覧無料。
偶然の出会い
30代で渡欧し、スペインの王立シルクロ美術学校で学んだ南田さんは帰国後、都内や横浜の百貨店などで作品を発表して来た。1989年から居を構える大磯で作品を披露したことはなかったが、同ギャラリーで行われていた作品展にたまたま訪れた際にその雰囲気を気に入り、「ぜひここで自分の作品を展示したい」とギャラリーに持ちかけたことで個展が実現した。
西洋画と日本画の融合
今回の展覧会では、25号サイズの「向日葵」をはじめ、バラやポピーなどの花、富士山、大磯の海などを描いた南田さん近年の油彩作品24点を展示予定。「立体感や躍動感のある西洋画の主体と、静かで平面的な美しさを感じさせる日本画風の背景が同居する独自の作風を確立している。緻密で写実的な中に、品性と柔らかさが感じられる」と同ギャラリー。
初の個展を前に南田さんは「大磯で30年暮らしてきたが地域と関わる機会がなかなか無く、私のことを知らない方がほとんどだと思う。ぜひ一度、作品を見に足を運んで頂けたら」と話している。
展示は午前10時から午後5時(最終日は3時)まで。問い合わせは湘南ギャラリーえん【電話】0463・62・1888へ。
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