二宮町中里にある川勾神社の神饌(しんせん)田で9月29日、稲刈り儀式の抜穂(ぬいぼ)祭が厳かに執り行われた。
水田の奉耕主を務める西山家と同神社の神職、役員など関係者が参列。二見直樹宮司が祝詞を奏上し、参列者が鎌を手に刈り取った稲を祭壇に供え、秋の収穫を迎えられたことを感謝した。
神に奉納する米づくりを任されている西山忠行さんは、約300坪の神饌田でキヌヒカリを栽培。今年は台風15号による強風の影響で倒れてしまった稲があり、「例年に比べると米はやや小粒。水の管理が難しい田んぼだが、親の代から引き継いでいるので、できるまでは稲作を頑張っていきたい」と話す。
収穫した米は11月の新嘗(にいなめ)祭で神前に捧げる。新しい天皇が即位して初めて行われる新嘗祭は大嘗(だいじょう)祭と呼ばれる。
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