創立40周年を迎えた二宮町立二宮西中学校(和田智司校長・生徒数273人)で、記念式典が10月19日に催された。毎朝、元気よくあいさつを交わす同校の伝統をこれからも守っていこうと、ニワトリからアイデアを得て生徒が制作した学校のマスコットキャラクター「ニワ西くん」の発表があった。
「二宮西中」の校名が入った旗を掲げるニワトリのキャラクターを作ったのは、荒木雅哉さん(2年)。積極的なあいさつを習慣づけている自分たちと、早朝から高らかに鳴き声をあげるニワトリのイメージを重ねたという。「ニワ西くん」が着ている青いサロペットには、校庭にある植物で小さな赤い実をつけるクロガネモチを描いた。
40周年記念事業の一環として、生徒会がキャラクター制作を企画。全校生徒を対象にデザイン画を募集した。100点を超える案が集まり、学級ごとに選出された候補作品から、全校投票で1位を決定した。
作品が採用された荒木さんは「とてもうれしい。小学生や小さい子にも『ニワ西くん』を知ってもらえるよう、体育祭などの学校行事で使ってほしい」と話した。
「よりよい学校へ」
記念式典には、保護者と卒業生、地域住民なども出席。和田校長は「多くのみなさまに支えられて40周年を迎えることができた」と謝意を表し、在校生たちに「日々の学校生活で自らを一層磨き、主体的に取り組んでいこう」と呼びかけた。
PTAの里見拓会長は「学校と地域、家庭が一体となって生徒ひとり一人の成長につながることを願う」とあいさつ。PTAから記念誌と体育館用パイプ椅子110脚、ビデオカメラなどが学校へ贈られた。
40周年を機に同校の成り立ちを振り返ったという生徒会長の中谷栄太さんは「先生や保護者、地域の方に支えられて楽しい学校生活を送れることを再認識した。伝統を大切によりよい学校にしたい」と決意を新たにした。
文化祭の「秋麗祭」も同日に実施され、合唱コンクールとステンドグラスの展示、美術部や学習成果の展示発表などがあった。
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