二宮町議会(野地洋正議長)は「シェアにのみや」と称する議会報告会と意見交換会を11月8日と9日、山西防災コミュニティセンターなど町内2カ所で開催した。
9月の定例会で審議した、2018年度歳入歳出決算などについて報告。後半の意見交換会では、自動車を運転しない高齢者などが困難を抱えている「買い物と移動」をおもなテーマに据え、町民と議員が地域の課題を話し合った。
町が補助金を出して運行を委託しているコミュニティバスについて触れ、「ICカードが使えないのは不便」「町の大きな催しがあるときに臨時便を運行しては」「大磯町と二宮町で共同運行ができないか」といった声が上がった。また、「移動販売で高齢者の安否確認をする」「『通いの場』で買い物ができるようにしては」という提案なども寄せられた。
生涯学習センターラディアンで9日に行われた議会報告会には、議員と町民16人が参加。神奈川県内にも大きな被害を与えた台風19号によって、避難所の開設や要介護の高齢者の避難方法などに関する課題が見えたことから、防災もテーマとして設定した。参加者は「避難所の収容人数や備蓄品の情報を住民に周知しておくべき」「今回避難した理由などを検証する必要がある」「防災意識を高め、町民も積極的に訓練に参加する意識を持とう」などと意見を述べた。
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