大磯町議会の第4回定例会が12月3日に開会した。会期は17日(火)まで。提出17議案のうち一般会計補正予算案では、町立中学校給食の再開に向けた予算や、台風被害の復旧に充当し底をついた予備費などが計上された。
一般会計補正予算は1億3089万円の増。歳入では法人から1億円、個人から100万円の寄付があった。歳出では、中学校の給食施設整備に向けて1463万円を計上した。高い残食率や異物混入などの問題で2017年10月から休止している学校給食の再開に向け、同町では町立中学校給食検討会による協議を経て「自校方式」の採用を決定。大磯中と国府中の敷地内に調理室を新設し、23年度からの給食提供を目指している。今回は調理室の基本設計委託料を計上、年度内に支出が終了しないことを見込んだ繰越明許費とした。
また今秋の台風15号・19号の被害に伴う予備費の不足に対し、3000万円を計上している。町によれば、2つの台風被害で土砂や倒木の撤去、道路反射鏡や公園・学校フェンスの修繕などに約3290万円かかり、当初予算の災害復旧費に予備費を充当して賄った。この際、予備費を使い切ったことから、今後の災害などに備えて補正が組まれた。これと別に、台風15号で被災した農家に対する補助金280万円も計上している。
12議員が登壇
一般質問は9日(月)と10日(火)、12議員から31質問が出される。主な質問事項は以下の通り。【9日】▽鈴木たまよ議員…「プラスチックごみ削減への取組みについて」ほか▽吉川重雄議員…「今後の高齢者対策について」ほか▽竹内恵美子議員…「振り込め詐欺(特殊詐欺)の被害防止について」ほか▽飯田修司議員…「大磯駅前広場整備の目的は」ほか▽二宮加寿子議員…「ヘルプマークやヘルプカード導入の取組みについて」ほか▽石川則男議員…「大磯港賑わい交流施設の整備について」ほか【10日】▽柴崎茂議員…「『中学校給食を自校式にした』は正しい選択か」ほか▽渡辺順子議員…「町の災害時の対応について問う」ほか▽奥津勝子議員…「いじめ問題への対策について」ほか▽吉川諭議員…「幼児教育・保育の無償化と町の子育て行政について」ほか▽玉虫志保実議員…「大磯町の児童生徒の教育環境について」▽鈴木京子議員…「町民の信頼を失う情報提供の見直しを求める」
(12月2日起稿)
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