国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊員として、中井町出身の岩谷康平さん(30)が西アフリカのベナン共和国へ派遣される。2021年12月までの2年間、現地で社会的弱者に対する啓発活動の企画などに取り組む。出発を前にした11月28日、同町の杉山祐一町長を表敬訪問した。
岩谷さんは同国ボルグ県パラクー市にあるパラクー福祉センターに赴任して、地域内の社会的弱者(女性・子ども・障害者・高齢者など)に対する同センターの利用促進や衛生・栄養改善の啓発活動、窓口業務効率化のためのパソコンを使った書類作成指導、孤児院や幼稚園などの運営支援にあたる。日本で医療・福祉関係の業務に従事してきた実務経験を活かす。
中村小、中井中出身の岩谷さん。幼い頃に講演を聞いたことをきっかけに国際支援活動に関心を抱いた。大学時代からその思いを強くし、働きながら英語の勉強を続けるなど準備を進めてきた。
表敬訪問で杉山町長から「言葉や文化の壁など大変なこともあると思うが、無理せず楽しく活動に励み、元気で帰ってきてほしい」と激励を受けた岩谷さんは「大変なことも含め、すべて経験と思って見識を広めてきたいと思います」と力強く抱負を語った。
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