強い感染力を持ち、毎年年末から2月頃にかけて流行するインフルエンザが、今シーズンも感染拡大のきざしをみせている。12月に入ってから学級閉鎖の措置をとる学校も出始めた。
県衛生研究所がまとめている保健所別のインフルエンザ報告によると、平塚保健福祉事務所管内(平塚市、大磯町、二宮町)と小田原保健福祉事務所足柄上センター管内(南足柄市と足柄上郡5町)の定点医療機関当たりの報告数が、いずれも第48週(11月25日〜12月1日)に流行開始の目安となる1人を超えた。さらに平塚保健所管内では第49週(12月2日〜8日)に「注意報レベル」の10人に達している。30人を超えると「警報レベル」になる。なお昨冬は平塚保健所・足柄上センターともに年末から年明けにかけて注意報が発令されていた。
インフルエンザは感染者の咳やくしゃみに含まれるウイルスを直接吸い込んだり、ウイルスが付着した手で目や鼻、口を触れたりすることにより感染する。風邪の症状に似ているが、症状がより重く、幼児や高齢者は重症化する恐れもある。県では「ワクチンの接種や手洗い、くしゃみ・咳のエチケットを心がけて感染を予防し、疑わしい症状がある場合は、早めに医療機関の受診を」と呼びかけている。
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