「令和」への改元、台風15号・19号による自然災害、国内開催と日本代表のベスト8で盛り上がったラグビー世界杯などの出来事があった2019年もあと10日余り。神社などで新しい年を迎える準備が進む。
伝統料理学ぶ
大磯町保健センターで12月13日、おせち料理の簡単な作り方を学ぶ料理教室が開かれた。
町食生活改善推進団体(加藤澄江代表)が、日本の伝統料理の調理方法を紹介する教室の第3回。男性や若い女性を含む約20人の参加者が班に分かれ、伊達巻きや雑煮、紅白なますなどの手作り料理に挑戦した。役割分担をしながら献立を完成させ、でき上がった料理に舌鼓を打った。
ボランティアによる託児もあり、1歳の子どもを預けて参加した30代の女性は「毎回、いろいろな料理を簡単に作れる方法を教えてもらえるので助かっている。お正月にむけて家庭で役立てたい」と話した。
「巫女さん」研修
大磯町の六所神社では、厄除けや家内安全を願う破魔矢の準備に大忙しだ。来年の十二支のねずみの絵馬も用意。
巫女の研修も始まり、緋袴を身に着けたアルバイトの女性たちが立ち居振る舞いや言葉遣い、神社やお守りに関する知識などを学んだ。
神職が御殿でお守りをお祓いしたり、境内の松の剪定や池の清掃などを行ったりして、気持ちよく参拝してもらえるよう着々と整えている。同神社では「年始にお参りに来ていただき、素晴らしい一年を過ごしてもらえれば」と話す。
茅の輪くぐり
二宮町の川勾神社でも、お札に祈願者の名前を毛筆で書き入れる作業などが始まった。12月6日には、総代役員が社殿のすす払いとしめ縄作りに精を出し、新しいしめ縄に付け替えた。茅と竹などを材料に、直径約3mの茅の輪も製作した。
茅の輪には疫病を祓い除ける力があり、8の字を描くようにこの輪を3回通ると心身が健やかに清められるという。罪や穢れを祓い清め、新年の無病息災を祈る「大祓・茅の輪くぐり」の神事が、22日(日)午前9時から執り行われる。
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