県自然環境保全センター(厚木市七沢)は、2020年春に飛散するスギ花粉量が「例年並み」との予測を発表した。
同センターでは、毎年11月に県内4地域(県北部・県央部・県北西部・県西部)のスギ林・計30カ所で雄花の着花量調査を実施。各40本のスギを抽出して1本当たりの着花状況を計測し、点数化して翌年春の花粉飛散量を予測して発表している。
今回調査した着花点数の平均値は45・7点で前年の52・8点を下回ったものの、過去22年間の平均44・6点をわずかに上回った。スギは冷夏になると雄花の着花量が少なくなり、また結実が多いと翌シーズンの着花量が減る傾向にある。同センターでは今回の飛散量予測について「昨年の夏は7月が涼しく着花量が減る気象条件だったが、8月は平年よりも気温が高く、雄花の着花量がそれほど減少しなかったと推定される」と分析した。
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