大磯・二宮・中井版 掲載号:2020年1月31日号 エリアトップへ

大磯町在住 森川孝郎さんが初小説 地元史もとにした幻想戦記

文化

掲載号:2020年1月31日号

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著書「ホワイト・ライオン」を手にする森川さん
著書「ホワイト・ライオン」を手にする森川さん

 大磯町在住の森川孝郎(ペンネーム=森川天喜(あき))さん(44)が、初の小説作品「ホワイト・ライオン」を1月20日に幻冬舎から出版した。源平争乱期における湘南地域の史実を、中世ヨーロッパ風の幻想的な世界観に落とし込み再構築した戦記物語だ。

 森川さんは雑誌やウェブ媒体で旅行・鉄道・都市開発など幅広い分野の記事を執筆するフリージャーナリスト。海辺での静かな執筆環境を求め、2013年に大磯へ移住した。現在は大磯町観光協会の理事も務め、町が持つ歴史や文化資源を観光促進につなげる広報担当を担っている。「田舎だけれど交通の便が良く、文化的な香りがする大磯の穏やかな環境のおかげで集中して書くことができた」と作品づくりを振り返る。

架空世界と史実の融合

 ホワイトライオンは、都から離れた東国「神の涙の流れる地」を治めるベオ家の4兄弟が、中央の覇権争いに敗れたホワイティア公の忘れ形見・三の君と出会い、その反乱劇に巻き込まれていく物語。平安後期に藤沢・茅ヶ崎周辺を領有した大庭一族が、平治の乱で東国に流されてきた源頼朝と交流したことから始まった物語をベースにしている。「大庭一族を扱った友人の舞台で脚本を担当して以来、温めていたテーマ。実際の土地の様子を肌で感じるため藤沢や伊豆などに何度も足を運んだ」と話し、一昨年に訪れた東欧セルビアの風景も世界観の構築に役立てたという。また本の装丁にもこだわり、イラストは鎌倉在住のパステル画家・伊藤華奈さんに自らオファーした。

 「活字離れが進む中、年号や人物の相関関係など覚えることが多い本格的な歴史小説は読まれにくい。作品ではそれらをシンプルにして、文章もウェブ媒体の作法を持ち込んで読みやすさを重視した。幅広い年齢層に読んでもらって歴史に興味を持つきっかけとなり、活字の見直しや文芸復興の一助となれば」と森川さん。物語に現れる地名や出来事には元になった史実が垣間見え、歴史ファンもニヤリとできる作りになっている。価格は1200円(税別)。全国の書店やインターネットで販売している。

 すでに次回作の構想もあるという森川さん。「小説家としては、まだ駆け出しなので、これを生涯の仕事としていけるように頑張っていきたい」と笑顔で話した。

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