2019年神奈川県広報コンクールの一枚写真の部で、大磯町の「広報おおいそ 7月1日号」の表紙写真が28作品の中から最優秀賞に選ばれた。
地方自治体が作った広報紙や広報写真などを対象に、毎年優秀な作品を部門別に表彰している同コンクール。最優秀賞に選ばれた作品は、県から全国広報コンクールへ推薦される。大磯町の入賞は、組み写真部門で佳作に選ばれた2017年以来2年ぶり。
写真を撮影したのは、広報カメラマンの木原秀雄さん(76)。町内で活動するNPO法人が開催した田植え体験会で、子どもたちが泥だらけになりながらもいきいきと苗をリレーするほほえましい姿を一枚に収めた。県の講評では「構図が良く、自然な一瞬をうまく捉えた一枚。メッセージ性や温かみも感じられる」と評価された。木原さんは「広報が大きく使ってくれたおかげで、イベントに参加する人たちの活力が伝わったのだと思う」と受賞を喜ぶ。
町の魅力 大きく発信
広報おおいそで横型の写真を表紙全面に使用したのは、主要行事以外では今回が初めて。当初は写真コーナーに掲載する予定だったが、写真を見て「表紙にしては」と推す声が庁舎内で高まったことから、急きょ表紙の異なる数パターンを用意して検討し、若手職員などからも意見を聴取して採用に至ったという。
受賞を受け、広報おおいそを担当する町政策課の山田朋美さんは「(広報カメラマンは)皆さんが町の情報通でフットワークが軽く、いつもタイムリーな写真を提供して頂いている。私たちも町の隠れた魅力を知ってもらえるような誌面づくりに努めていきたい」と話し、木原さんは「大磯には良いところがいっぱいある。より多くの人に目を向けてもらうためにも、写真を通じて町や町を盛り上げようとする人たちに協力していければ」と思いを語った。
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