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瑞々しい大玉を生食で 赤タマネギ「湘南レッド」

経済

掲載号:2020年6月19日号

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湘南レッドを手にする生産者の簑島さん
湘南レッドを手にする生産者の簑島さん

 大磯町特産の生食向け赤タマネギ「湘南レッド」の出荷が最盛期を迎えている。5月28日の初出荷から週2回、平塚や小田原など県内5市場へ送られ、JA湘南では7月上旬までに約10tの出荷を見込んでいる。

 湘南レッドは、艶やかな赤紫色の色合いが目を引く赤タマネギ。黄タマネギに比べて辛味や刺激臭が少なく、生のままでほのかな甘みやシャキシャキとした食感を楽しめる。二宮町にあった園芸試験場で1961年に開発された品種で、県の「かながわの名産100選」にも選定。大磯町では11戸の生産者が栽培している。

 生産者の簑島敏明さん(85)によれば、今年は例年に比べて暖かい日が続いたことから「やや大玉の瑞々しくて甘みのある出来になった」という。食べ方としては「スライスしておかかをかけて、しょうゆやマヨネーズで食べるのがおすすめ」と話している。

需要・供給に変化も

 今年は新型コロナウイルスの影響もあった。出荷規格の確認や出荷日などを決めるため、例年5月下旬に町内の生産者や県内の市場関係者らで開いていた「目合わせ会」が、今回は3密回避のため参加者を制限して行わざるを得なかった。一方で外出自粛に伴う家庭内消費の増加により、農産物直売所は盛況。旬を迎えた湘南レッドの売り上げも好調という。

 だが将来的な問題もある。泥の付いた外皮をむく作業など黄タマネギに比べて出荷までの手間がかかることや生産者の高齢化で、湘南レッドの作付面積は年々減少傾向にあるという。父の代から湘南レッドを栽培している簑島さんは「湘南の名が付き、市場評価も高い野菜。JAや生産者らで協力して、できる限り守っていきたい」と思いを語った。

 湘南レッドは大磯町月京の「磯っ子直売所」(問い合わせはJA湘南大磯支店【電話】0463・71・2511)などで購入できる。

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