大磯町保健センターで6月25日、新型コロナウイルスの感染予防で設置が見送られていた「大磯町立中学校給食施設建設準備会」の初会合が開かれた。中学校長やPTA代表、学識経験者らが出席して、新設する給食調理場の配置や形状などについて意見を交わした。
施設整備に関する基本方針の確認や、事業者と町民団体から提出された建設案の妥当性や課題について議論し、出席者からは「候補地の地盤調査が必要」「食材搬入車両と子どもたちの動線が交わらないほうが良い」などの意見や「有事の際の避難経路を確保してほしい」「何年も使い続ける施設。将来を見据えた設計を」といった要望が寄せられた。会議で出た意見を参考に町教育委員会が設置場所を決定し、基本設計などを行っていく。次回の会議は7月下旬から8月上旬を予定。
高い残食率などの問題で2017年から町立中学校2校の学校給食を休止している同町は、学校敷地内で調理する「自校方式」で23年度の給食再開を目指している。
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