特殊詐欺の未然防止活動を強化するため、大磯警察署は介護事業者ネットワーク団体の湘南ウエスト大磯二宮介護保険事業者連絡会と6月29日に協定を締結した。
同会は警察と協力して、介護サービスを利用する高齢者に詐欺の手口や前兆電話が集中してかかっている時の情報などを伝える。デイサービスや老人ホームでチラシを掲示・配布し、被害防止対策のDVDを放映。広報啓発を図り、詐欺への注意を呼びかけていく。
同署で締結式が行われ、日原修署長と同会代表幹事を務める井出佐智子さん(こすもす大磯)、吉澤学さん(二宮町社会福祉協議会ホームヘルパーステーション)が協定書に署名した。日原署長は「大きな組織である連絡会との協定は、安全安心なまちづくりに繋がる」と期待。井出さんは「母に前兆電話が4回来た。詐欺に対する危機感があり、被害防止に協力したい」と話した。
連絡会には大磯町と二宮町のデイサービスや訪問介護、高齢者施設、介護用品の販売業者など45法人92事業所が登録。両町で約2000人の高齢者が介護サービスを受ける。また、同署管内では今年、6件の特殊詐欺が発生し、約1300万円の被害が出ている。
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