大磯町にある交流スペース「こみゅにてー・パティオ海鈴(かりん)」で、自分史教室が3月から6月にかけて開かれた。地元や近隣市町から中高年の男女8人が参加。人生の歩みを記録する自分史づくりに取り組んだ。
昭和・平成の略年表と照らして生い立ちや思い出深い出来事などを書き込む「簡単手作り自分史ノート」(タウンニュース社製作)を使用。自分史活用アドバイザーのげんまことさんが講師を務めた。新型コロナウイルスの影響で教室が一時休みになったが、「外出自粛」期間中に自分史をまとめ、冊子を作った参加者もいた。
最終回では各自の作品や自分史づくりの感想などについて発表した。便せん30枚分の文章を書き上げたという二宮町の杉崎朋子さんは、人生における人とのつながりを中心に書き、製本した自分史を家族にプレゼント。「これからも明るく生きたい」と抱負を語った。
大磯町在住の安藤憲和さんは「『10枚の写真』で綴る自分史」を作成。「生を受けてから今日までを振り返ることができた。生きた証として自分史を子どもたちへ渡したい」と笑顔を見せた。
「幸せとは自分が意図していくものであることを最後に書きたい」。別の参加者は「性格を変えたくて教室に来たけれど、今ある私を認めてあげてもいいのかなと思えた」と打ち明けた。
講師のげんさんは「自分史は自分の言葉でありのままの自分を書くことが大切。書き終えたところがゴールではなく、スタートです」と話した。
参加者募集
第2期の自分史教室が8月からスタートする。自分史ノートを使い、「10枚自分史」を完成させる。文章を書くのが苦手な人にも、まとめ方のポイントをげんさんが丁寧に教えてくれる。
日程は8月4日・18日、9月1日・15日・29日、10月6日(いずれも火曜日)の全6回。午前9時30分から11時まで。定員8人。参加費1回千円(資料代込みでその都度徴収)。希望者には冊子を作る(製作費別途)。申し込み/海鈴(大磯町東町1の9の17)【携帯電話】070・3526・7310
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