大磯町が今年度中の開業に向けて整備を進めている大磯港賑わい交流施設の愛称が「OISO CONNECT」(オオイソ コネクト)に決まった。
町では広報やホームページを使って今年6月から約1カ月間、施設の愛称を募集。町内外から応募のあった17作品の中から、副町長や施設の指定管理者代表、漁業協同組合長らでつくる選考委員会が決定した。OISO CONNECTを考案した丸山美有紀さん=東京都在住=は、愛称について「大磯のモノや人、漁業や農業をつなげて新しい価値や賑わいを生み出す場所、という新施設のコンセプトをネーミングにした」と説明。選考委員会でも「人と人、港から街中へとつながるイメージが持てる」と高く評価された。愛称は施設のサインやPR活動などに活用される。
全面開業 年度内に
町内の周遊型観光の拠点として整備が進められている同施設。当初は2020年東京五輪・パラリンピック前の開業を予定していたが、建設地にあった漁協施設の解体工事の遅れで施設の完成が一度9月末にずれ込み、新型コロナウイルスの影響でさらに工期が延期された。町産業観光課によれば、施設は11月末の完成を見込んでおり、12月に指定管理者に引き渡されて、什器の搬入やスタッフの研修など開業に向けた準備を進める。21年2月にプレオープンし、3月末までに全面開業する予定だ。
施設内には大磯産の農水産物や加工品などを扱う物販施設とレストランが整備される。町は昨年から町内事業者に出品を呼びかけているが、応募は未だ予定の6割程度に留まっているという。町担当者は「遅れはあったが施設の完成が近づき、愛称も決まった。オープンに向けて町内事業者を対象にした説明会を開くなど、大磯の魅力あふれる商品の確保に努めていきたい」と話している。
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