二宮町山西にあるふたみ記念館で、町立二宮西中学校の生徒の美術作品を展示している。10月25日(日)まで。
1年生はパルプ盆に黒い工芸うるしを塗り、カラーサインペンで細かい柄や記号などを描き込んだ作品を発表。一つひとつは単純な線や形でも、たくさん連ねることで美しい文様を表現した。
「なりきりリンゴ」と題した2年生の絵画は、ゴッホやモネ、ピカソ、マティス、岡本太郎などの画家の生涯と作品について調べ、その画家ならばリンゴをどのように描くかを想像して制作したもの。筆から絵の具を滴らせる技法を真似たり、ゴッホの代表作「星月夜」の風景にリンゴを描いたり、光の描写を入れてリンゴの立体感を表した作品などが並ぶ。
96点の水墨画は3年生が制作。墨の濃淡を使い分けて鳥や魚、エビ、野菜、カッパなどを描いた。生き生きと画面いっぱいに足を伸ばしたタコの水墨画もある。
生徒作品の観覧は無料。常設展も観覧する場合は一般200円、中学生以下無料。
同館は地元出身の洋画家の二見利節(1911〜1976)の作品と関連資料を保管・展示している町の施設。午前10時から午後4時(入館は3時30分)まで。月・火曜日休館(祝日の場合は開館して翌日休館)。問い合わせは【電話】0463・70・3210。
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