地域の防犯活動に功労があったことが認められ、大磯警察署管内の5個人と3団体が表彰を受けた。ボランティア団体の二宮アクティブクラブは、県内で2団体のみが選ばれた全国防犯協会連合会会長表彰を受賞した。
10月16日に同署講堂で伝達式が行われ、日原修署長が功労者と功労団体へ表彰状や感謝状を手渡した。「長年にわたる防犯活動へのご尽力と受賞は大変心強く、喜ばしい思い。新型コロナウイルスの影響で活動が制限される中ではあるが、引き続き健康に留意してますますのご活躍をお祈りする」と祝辞を寄せた。
二宮町の町民有志で活動する二宮アクティブクラブは2001年に発足。登下校時の子どもの見守りや青色パトロールカーによる巡回、町内の美化清掃、二宮高校の生徒に対する自転車の交通ルールとマナーの指導などを行っている。警察・行政とも連携を図り、年金支給日に特殊詐欺の被害抑止を呼び掛けるなど、安全で安心なまちづくりに貢献してきた。
代表の薮田裕さんは「(受賞は)先輩方が活動を続けた賜物。ボランティアとしてやってきたクラブの会員にとって大きな励みになる。これを機に、一緒に活動する仲間を増やしたい」と意欲をみせる。
元防犯指導員の仲川鴻平さんと大磯町の西小磯東安全安心パトロール会には、関東防犯協会連絡協議会会長・関東管区警察局長の連名で表彰状が贈られた。仲川さんは2004年から防犯指導員を務め、12年にわたって県防犯協会連合会代表として活躍。退任後も地元自治会で防犯活動の推進に力を注ぐ。「新しい手口が次々に出てくる特殊詐欺などの犯罪被害を1件でもなくしたい」と話した。
西小磯東安全安心パトロール会は2006年に活動を開始。毎週月曜日の小中学生の下校時における見守りをはじめ、徒歩や車両でのパトロールなどに積極的に取り組み、交通事故防止にも努める。会長の中村晴夫さんは「住民の絆と明るい地域づくりを目指して、活動を継続していこう」と仲間へ呼び掛ける。
また、防犯指導員の平田隆彦さんと大磯町石神台の防犯団体・石神台ガーディアンの会長を務める中野靖久さん、二宮町の自主グループ・元町北防犯ボランティアが、県防犯協会連合会会長と県警察本部長の連名表彰を受けた。県防犯協会連合会会長から、防犯指導員の松本憲さんに感謝状、大磯町・二宮町防犯指導員連絡協議会会長でもある杉崎實さんに精励賞が贈られた。
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