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甘さも抜群 秋の味わい 大磯の大玉柿 収穫ピークに

経済

公開:2020年11月6日

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大玉柿を収穫する鈴木さん
大玉柿を収穫する鈴木さん

 秋の味覚・大磯特産の大玉柿が、収穫の最盛期を迎えている。町内の農園では、ずっしりと成長した果実が枝をたわませて橙色に色づく。シャクシャクとした食感と甘さで若者にも人気の品種「太秋」のシーズンが終わり、とろけるような柔らかさと甘みでおなじみの「富有」が食べごろを迎えた。

出来は上々

 大磯の生産農家では、陽当たりをよくするための剪定から果実により多くの栄養を行きわたらせるための摘蕾・摘果まで一つひとつの作業を手間暇をかけて行う。「全部、大玉で味の良い実を作るため。大量生産が優先される大生産地ではできないことをやっています」と生産者でつくる大磯町落葉果樹研究会の鈴木教夫会長=人物風土記で紹介=。今年は昨シーズンのような霜害や台風の被害もなく「気候に恵まれ、大きくて甘みの強い良い柿が実った」と満面の笑顔を浮かべる。

 大磯の特産品として人気の大玉柿だが、生産量が少ないことから市場には出回っていない。生産農家の庭先や直売所、固定客への宅配での販売が中心となっており、この季節を狙って町外から足を運ぶファンも多い。例年11月に開催している「大磯ふれあい農産物まつり」で試食販売を行っていたが、新型コロナの影響で今年は中止に。「残念」と肩を落とすも「とても良い仕上がりなので皆様に味わって頂きたい。旬の味覚として贈り物にしても喜ばれますよ」と鈴木夫妻。生産農家の連絡先は町の観光情報サイト「イソタビドットコム」で確認できる。

 大磯で大玉柿づくりが始まったのは40年以上前。大量生産地との差別化を図ろうと、生産者たちが県の園芸試験場とともに研究を重ね、果実の大型化に取り組んだ。

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