大磯のアトリエで多くの作品を描いた画家・故高田保雄氏が、与謝蕪村の句をモチーフに描いた作品を展示する「高田保雄の蕪村展」の後期展示が、11月4日からカフェMAGNET(大磯1130)で始まった。展示替えが行われ、前期と異なる20点の版画と共に6点の油彩画が並ぶ。大磯で一般公開されるのは初めて。12月26日(土)まで。
同展は、妻の先子さん(91)=人物風土記で紹介=が保雄氏の没後4年に際しプロデュースしたもの。蕪村の俳句に惹かれた保雄氏は、句の世界観を絵に起こした40点の油彩画を描いている。9月から10月にかけて開かれた前期では、油彩1点と油彩を元に制作した版画20点を展示していたが、来場者から「ぜひ油彩を観たい」という要望が多かったため、後期ではその声に応えた。前期には一般の来場者はもとより、県内外から保雄氏の教え子たちが足を運び、師の作品を鑑賞しながら先子さんとの思い出話に花を咲かせた。先子さんは「大磯に移り住んで52年。多くの人と知り合い、家族でお世話になってきた。皆さんに高田の作品をご覧になって頂ければうれしいです」と話している。
入場無料。午前10時から午後6時(入場は5時)まで。月曜・火曜日は定休。問い合わせは同店【電話】050・1168・9779へ。
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