二宮町の特産品であるみかんと原木しいたけをオンラインで収穫するイベントが、11月21日に行われた。町内4組、町外14組の計18組の参加者の自宅へ農園から収穫物を配送した。「GoToにのみや〜秋のイイトコ探し〜」と題した観光ツアーで、町観光協会が産業能率大学の中川直樹ゼミと連携して実施した。
しいたけ狩りのグループでは、一色地区の井上昌之さんの栽培場と参加者10組をWeb会議システムのZoomでつないだ。同ゼミの学生10人が撮影や司会進行、通信などの役割を分担。進行役の戎谷(えびすたに)亜周さんと下山栞さんが参加者とコンタクトを取った。事前に制作した原木しいたけの紹介動画を流し、しいたけに関するクイズを出題。参加者は解答順に、ホダ木に生えた好みのしいたけを選び、学生がビニール手袋をしてもいだ。
肉厚のしいたけをカメラに向けて差し出した戎谷さんが「でっかいのを取ったね。でっかい男になれよ」と話すと、モニターの中の男の子がにっこり笑った。
GoToにのみやは22日にもあり、観光スタンプラリーで12組が吾妻山や袖が浦海岸などをめぐった。参加者が撮った写真でモザイクアートを作り、作品は年賀状にして後日届けられる。
2日間のイベントには学生たちが企画や準備、当日の運営に携わった。3年生の横山文乃さんは「コロナ禍のご時世で可能なツアーを考えた。30分の配信時間内に収まるように構成を工夫するなど、参加者に楽しんでもらうために自分たちも楽しんで取り組むことができた」と話した。
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