身内をかたり高齢者から現金をだまし取ろうとする特殊詐欺を未然に防いだとして、大磯警察署(日原修署長)は中南信用金庫国府支店で窓口業務を務める後藤可菜絵さんに感謝状を贈った。
後藤さんは、10月29日の朝に窓口を訪れた77歳の女性が定期預金を解約して200万円の現金を引き出そうとしたため、不審に思い声をかけた。女性は前日の夜に息子を名乗る人物から電話を受け「身内に不幸があった」と現金の用意を求められていた。後藤さんの説得と、通報で駆け付けた警官により詐欺と判明。説得中、女性の携帯に犯人とおぼしき人物から電話がかかって来たが、電話口に警官が出るとすぐに通話を打ち切ったという。大磯署では「近くに待機させている人物に下ろさせた現金を渡す指示をしようとしたか、おとり捜査を警戒して遠くの駅などに呼び出すための電話だったのでは」と分析する。同署管内では今年13件の特殊詐欺被害が発生している。
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