臨時休校や行事の縮小・変更など新型コロナウイルスの影響を受けた小学生に楽しい思い出を残してもらいたい―。そんな願いから、二宮町立一色小学校の中庭に地域の大人たちの手でイルミネーションがついた。夕方、池のフェンスと周りの木に色とりどりの光が灯る。
「どこかでイルミネーションを貸してもらえないか」。10月初め、PTAの委員会の会合で古正栄司校長が話したことに、PTAと学校運営協議会が反応した。「子どもたちへのクリスマスプレゼント」に賛同した地域の人たちが家庭にあるイルミネーションを提供。11月29日にPTAおやじの会や住民の有志が電球を取り付けた。
翌30日の夕方に初点灯があり、校庭で遊んでいた児童や放課後子ども教室に参加していた児童が池の前に駆け寄った。「学校じゃないみたい」「青い光が池の水を表している」「月もきれい」などと歓声をあげた。
イルミネーションは帰宅を促す「愛のメロディー」が流れる時刻に合わせ、児童を見送るようにしばし点灯。「子どもたちが帰るときに眺めながら、学校が素敵な場所だと感じてくれたら嬉しい」と古正校長は話す。2学期が終わる12月24日まで点灯する予定。
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