町民が生涯を通じて健康でいられるまちを目指し、中井町は明治安田生命保険相互会社平塚支社と健康増進に関する連携協定を12月17日に締結した。特定健診の受診率向上や認知症予防、未病の改善などに取り組む。
町民の健康づくりとがん対策、感染症対策、企業・経営者の健康増進、「なかい健康づくりステーション」の活用に関する5つの項目で両者が協力していく。県が提唱・推進する「未病改善」の地域拠点として同ステーションの利活用を図るために、認知度や利用者数をアップさせる取り組みを進める。
保険事業者である同社が持つ、健康や介護の分野における知見とノウハウを町へ提供。町主催のイベントで血管年齢や体脂肪率などを測定できるブースを出展することや、健康セミナーへの講師派遣などを行っていく考え。特定健診やがん検診を受診するよう、従業員が営業活動で地域住民へ呼び掛けもする。
町役場で締結式があり、杉山祐一町長と浅野康支社長が協定書に署名した。浅野支社長は「管轄内に約400人のスタッフがいる。地域社会との絆を深め、自治体との連携を強化し、地域に応じた健康お役立ち情報や様々なサービスを提供していきたい」とあいさつ。杉山町長は「民間の力添えをいただけることはありがたい。町民の安心を支える里都(さと)まち地域づくりは町の重点プランの一つ。町民福祉の向上につながることを期待している」と話した。
自治体との健康増進に関する協定締結は、同社が今年4月から展開している「地元の元気プロジェクト」の一環。同支社では県西地域を中心に平塚市や秦野市、小田原市、松田町などと協定を結んでいる。8月には新型コロナ感染症対策に役立ててほしいと、中井町へ寄付金を贈った。
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