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特殊詐欺 「自分も狙われているかも」日頃の意識が大切 実際にあった手口と対処法

社会

公開:2021年1月1日

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特殊詐欺の手口について説明する生活安全課の泰田課長
特殊詐欺の手口について説明する生活安全課の泰田課長

 オレオレ詐欺や振り込め詐欺など、言葉巧みに金銭をだまし取る特殊詐欺。大磯警察署管内では昨年、13件の特殊詐欺が発生し約2650万円が犯人の手に渡った。県全体では前年に比べ発生件数・被害額ともに減少しているものの、大磯では発生微増。大磯署生活安全課の泰田幸紀課長は「息子や孫、警察官や役場の職員になりすますなど、詐欺犯からの電話は依然としてひんぱんにかかってきており、いつ被害が発生してもおかしくない状況です」と警戒を呼びかける。

騙されない方法

 特殊詐欺の被害者のほとんどが「自分は大丈夫と思っていた」と話すという。詐欺犯はあの手この手で被害者の不安を煽り慌てさせ、用意させたお金やキャッシュカードを自宅まで取りに来たり、警察の捜査を警戒して遠くの駅などに持ってくるよう指示してくる。泰田課長は「被害に遭わないためには『自分の家にも詐欺の電話がかかってくるかもしれない』と普段から気を付けておくことが必要です。日頃から警戒感をもっておけば、冷静さを失わずに対応し被害を防げます」とアドバイスする。

留守番電話やカメラが有効

 迷惑電話防止機能がついた電話機を使用する方法もある。電話をかけてきた相手に「この通話は防犯のため録音されています」などのアナウンスが流れて通話を録音するため、声を録音されたくない犯人は自分から電話を切る。また電話にこの機能が無くても、いま使っている電話に留守番電話機能があれば、常に留守番電話に設定しておいて、在宅していても録音前に電話に出ないようにしておけば効果的だという。防犯カメラの設置も有効だ。「犯罪を犯そうとしている者は人の目を避けようとするので『見られているところでは、犯罪をやりにくい』という心理的抑止効果が働きます。特殊詐欺に限らず、空き巣や乗物盗など身近で発生する犯罪の抑止にもつながります」と泰田課長。
 

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