1月11日は「成人の日」。大磯・二宮・中井の3町では今年673人(男性338人・女性335人)の若者が、大人の仲間入りをする。新型コロナの影響で規模が縮小されたが、中井町では1月10日(日)、大磯町と二宮町では11日(月・祝)に祝賀行事を開催する前提で準備を進めている(1月5日現在)。
大磯町
大磯町の新成人は320人(男性157人・女性163人)。大磯プリンスホテルで開催される式典は、感染症拡大防止のため大磯中学校区と国府中学校区を分けて行う2部制とし、集合写真や懇談の時間は設けず、恩師の祝辞もビデオレターの上映やメッセージをまとめた冊子を配布するなどの対策を講じて催す。
国府中学校区の本城遥基実行委員長は「今までにない状況だからこそ、短い時間の中でみんなにできるだけ楽しんでもらいたい」、大磯中学校区の別所拓真実行委員長は「10、20年後に笑って振り返られるような式にできれば」と式典への思いを語る。中学校時代は生徒会長を務めていた2人。「学生の間に少しでも興味をもったことに挑戦していき、背中で引っ張っていけるような人になりたい」(本城さん)、「次に再会した時に、自分らしさを持ったまましっかりとした大人に成長していたい」(別所さん)とそれぞれの将来の目標を掲げた。
二宮町
二宮町では259人(男性122人・女性137人)が二十歳の門出を迎える。成人祝賀会は生涯学習センターラディアンで式典のみ行う。
「成人式の中止やオンライン開催となる自治体がある中、みんなで集まれることに感謝の気持ちを込め、責任ある立場になるというけじめをつける機会にしたい」。新成人で構成する成人祝賀会実行委員会の松崎千春実行委員長はそう話す。小学生の頃からバスケットボールとピアノに打ち込んだ。母と同じ医療の道を志し、勉学に励む。「身体だけでなく、人の心も診る看護師」を思い描く。「両親や祖父母にやりたいことをさせてもらい、進路の選択肢を作ってもらえてありがたいです」。
中井町
中井町の新成人は94人(男性59人・女性35人)。今年は農村環境改善センターよりも広い中井中学校体育館に会場を変えて式典が行われる。
井ノ口小学校出身の宮川竜之介実行委員長は「安全に配慮しながら、新成人としていいスタートができる式にしたい」と話す。地元の自然に親しんで育ち、中学時代は友だちと町内を探検して歩き回った。「見晴らしのいい場所を見つけたときは最高の気分」と思い出を語る。生活を支える社会基盤整備の仕事に関心を抱き、大学で土木工学を学ぶ。一人暮らしを経験して「親のありがたさが分かり、自立しなければ」と実家でも家事を始めた。人のいいところを見られる大人が理想。
緊急事態宣言の発令など状況によっては、大磯町と二宮町では式典の内容を直前に変更して開催または延期・中止する場合がある。中井町は同宣言下でも開催する運びだが、町内の感染状況により予定変更の場合も。詳細は各町HPなど参照。※各実行委員長への取材は12月に行いました。
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