新型コロナウイルスのワクチン接種を円滑に実施するために、二宮町は1月7日付で子育て・健康課内に担当部署を設置した。接種方法の検討や医療機関との調整、接種券の発送などを行い、必要な準備を進めていく。
ワクチン接種のプロジェクトチームに職員2人を配置した。国内でワクチンが供給されるタイミングで町民に対する接種を速やかに開始できるよう、体制を整える。現時点で具体的な実施方法や場所、時期などは未定だが、3月下旬にも高齢者から接種を実施する構え。医療機関での個別接種または会場を用意した集団接種、これらの併用が想定される。
町子育て・健康課の神保和美課長は「多人数への一斉接種は今まで実施したことがない。プロジェクトチームで課題を洗い出し、様々なパターンを考えながら、効率的な接種に向け準備したい」と話す。
大磯町はスポーツ健康課でワクチン接種を担当し、準備を始めた。中井町は1市5町を範囲とする足柄上医師会などと調整を図っていくという。
接種は国の指示のもとで都道府県が協力し、市町村が実施。費用を国が負担する。厚生労働省は、一部の医療従事者への先行接種を2月下旬に開始する方針を示した。3月中旬に残りの医療従事者向け、3月下旬から高齢者、4月以降に基礎疾患のある人や高齢者施設などで働く人の接種体制を確保することを各自治体に求めている。
政府は今年前半までに2億9000万回分(1人2回接種)のワクチン供給を受けることで国外の3社と合意。メーカーによってワクチンを超低温で保管する必要があり、国が冷凍庫約1万台を自治体の人口規模に応じて配分する計画だ。
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